テント倉庫の設置で行われる基礎工事

テント倉庫の設置で行われる基礎工事
土地の広さや形状に左右されずに、短期間で簡易に設置することが可能なテント倉庫ですが、やはり基礎工事は必要になります。
基礎工事の方法としては、直接基礎と杭基礎に大きく分類することができます。
まずさらに前者の直接基礎には、独立基礎と布基礎そしてベタ基礎に分かれます。
いずれも比較的安定した地面に基礎を築くため、テント倉庫のような低層の建築物に最適な方法で知られます。
また独立基礎と布基礎では、基部を幅広くしたフーチングを採用することで、基礎全体にかかる重さの分散を可能にします。
他方でベタ基礎は、底部にコンクリートを敷いて、建築物を支える方法を指します。
ベタ基礎にすることで一層安定的かつ強固に、テント倉庫を支えることが可能になります。
次に後者の杭基礎は、その名の通り杭を地面に打ち込む方法を指します。
フーチングを組み合わせることで安定性を増すことができるため、軟弱な地盤に建築物を建てるケースでは、この方法が採用されるケースが少なくありません。
テント倉庫を建てる際も建築確認申請は必要なのか
テント倉庫は、簡易な骨組みとそれを覆うシート膜で作られている倉庫のことですが、低コストかつ短期間に建築することができるので、保管庫や作業場などとしてたくさん使われています。
テント倉庫を初めて利用する場合、建築確認申請が必要なのか悩むという方も多いのではないでしょうか。
面積が10平方メートル以上の建築物を建てる場合は、行政官庁などに建築確認申請を行わなければならないと建築基準法で定められているからです。
はたしてテント倉庫も申請が必要なのでしょうか。
結論を言えば、テント倉庫においても面積が10平方メートル以上であるならば、申請を行う必要があります。
簡易な工法で建てられているとはいえ、建築基準法の上では通常の建築物と同じという扱いになるからです。
もし申請を行わないで勝手に建ててしまうと法律違反となり、強制撤去を迫られたり、処罰されたりするので注意しなければいけません。
また、同倉庫には消防法に基づく消火設備設置の義務などもあります。